こんにちは。りけたろーです。
今回の記事は完全にただのコラムです。
秒速5センチメートルのネタバレを含む上、未見の人のためのストーリー解説もしませんので、読む際にはご注意ください。
第1章「桜花抄」~行動力のある男前な主人公~
第1章における、小学校時代の主人公の行動は、モテるべくしてモテていたと言えるでしょう。
ヒロインとの2人だけの共通の趣味で盛り上がったり、同級生にからかわれても堂々とヒロインを守り抜いたり、遠距離でも会いに行く行動力であったり……
「行動力」というものは、現実世界の恋愛でも非常に重要な要素なので、これは意識しておいた方がよいです。
第2章「コスモナウト」~一転、過去の女性が忘れられないのに行動を起こさない主人公~
第2章では一転、第1章の小学校時代の女子のことが忘れられず、今の同級生女子と真剣に向き合わない高校時代の主人公が描かれています。
しかも、忘れられない女子に特別アクションを起こすこともなく、ただ無為に時間だけが過ぎていきます。
これは最もやってはいけないことです。
美化された思い出の中で感傷に浸るのは楽で気持ちいいものかもしれませんが、現実に彼女を作りたいのであれば行動することが第一です。
第2章において主人公が取るべきだった選択肢は2つ。
過去の恋愛を諦めて新しい恋に真剣に向き合うか、思い出の女子との恋愛を成就させるためになんとしてでもその女子と接点を作り続けるか、です。
第3章「秒速5センチメートル」~主人公に降りかかる現実~
結局その2つのうちのどちらも選ばなかった主人公は、心のどこかに思い出の女子をいつまでも引きずりながら、幸せな恋愛をすることもなく社会に飲まれていきます。
一方で、主人公の思い出の女子は、この第3章で幸せな結婚をする姿が描かれます。
「男の恋愛は別名保存、女の恋愛は上書き保存」という格言は、なにもフィクションの話だけではなく、現実でもその傾向を強く感じます。
あなたがもし、過去の女性で忘れられない人がいるのであれば、その気持ちにケリをつけなければいつまでも中途半端なままですし、そうしている間にもその女性は幸せへと着実に進んでいきます。
過去の恋愛を断ち切るというのであれば、いろいろな出会いを増やして新しい恋愛を始めましょう。
その女性が忘れられないというのであれば、なんとしてでも連絡を取り、デートなどをしながら最終的に白黒はっきりつけましょう。
その結果もしダメだったとしても、ウジウジしているよりはすっきりと次の恋に向き合うことができるでしょう。
また、ウジウジしているということそれ自体が女性ウケが悪いということも認識しておくべきです。
僕の彼女も、この作品の主人公のことを「ウジウジしていて嫌い」と斬り捨てていました。
恋愛に真剣に、前向きに取り組んでいれば、彼女を作ることは難しいことではありません。
努力の方向性が分からないという場合は、まずは恋愛初心者のための教材選定講座から始めてみてください。
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